下なんか向いてる場合じゃない！ 2009/04/15_Wed_03:07

先週は辛い一週間で、心身ともにぐったりしてしまい、就職活動も一時停止してしまいました。

少し長くなりそうなのでここから先は続きに…乱心してるかもなんで苦手な方は回れ右で。

ちらっと聞いた事ある話、


就職活動中に身内に不幸があって手につかなかった


という話を私の先輩からちらっと聞いた事があったのですが、
まさか、自分にそれがくるとは思いませんでした。
本当、人生ってなにが起こるかわからない。

丁度、企業から課題制作のテーマを発表され、その日から約一週間で制作して郵送提出するから頑張ろう！とかなりモチベーションを上げて、翌日資料の買い集めに出かけていた最中の事でした。
前日に祖父が元気がないという連絡が施設からきてはいたのですが、今までの元気さからそんなにすぐの事ではないと思いました。
というか、思いたくなかった。大事な時期だったから。

けど、人の死は本当突然くるモノですね。
別に今回は特に悲しいとかいう感情が湧きませんでした。
今まで17年くらい一緒には住んでいたのですが、私にとって祖父は近くても凄く遠い人であったから。
そもそも、私が生まれてもどう思ってたんだか…って感じです。
そんな私は祖父からみれば初孫です。
けど、同じ家でも玄関ですれ違っても挨拶もしない事が普通でした。
父と同じで怒鳴り声がもの凄く怖かったし、正月の挨拶しか自身から部屋を訪ねる事もなかったし。

外面は良かったみたいですけどね。
おかげで病気で倒れて施設に入れて、障害者の手続きとかいろいろ私の両親が面倒みてたのに親戚からは文句しかでてこない。

私はそこに凄く憤りを感じました。

遺影の写真がよくないって人づてに聞いたときは殴り倒したいくらいな勢いで怒りを感じました。
相当頭にきて泣いた。
しかも、式場で堂々と言うか普通。
どうしても言いたいなら自宅とかでこっそり言うってのが礼儀だと思う。

ただでさえ、付き合いがなく写真を一緒にとるようなくらい可愛がってもらっていた訳でもないのに、急に良い写真が出る訳ないでしょう！？

ちなみに何でこんなに腹が立つのか、というと
その写真は施設に入る時に必要だった証明用の写真だったのですが、
撮影状況が悪いというのと写真屋に頼むと金がかかるので、私が手直しして見栄えをよくした写真だったからです。
一応、写真専門のグラフィックアートは得意なので。
クオリティは良かったんです、写真としては！それに病中だけど笑ってる写真だった！
ほとんど関わらなく仲も良くなかったんですが、祖父に最後の最後に私が唯一してあげたこと…
その写真にいちゃもんつけられたのに凄く頭にきました。

確かに良い写真を遺影にするってのは大切な事だとは思います。
けど、実の息子なのに可愛がってもらえなくても、仲良くなくても、精一杯最後まで面倒みた側の気持ちも考えてもらいたかった。

それと、介護の大変さの現状を直視してもらいたかった。
普通の介護施設は３ヶ月ごとに転々と場所を移動しなければならないんです。
でも、運良く２回目の転院で最期までいられる施設に入れたのでそんな事はなかったのですが。
最期まで居られる施設の条件は半端なく厳しい。
タイミングと重度の障害などといった事が重ならなければ200人待ちな現状です。
大体の人が自宅で待っている間に早く亡くなってしまう事のが多いんです。
私も今まで、ニュースでの出来事くらいにしか受け止めていなかったのですが、現実にブチあたって初めて介護の大変さを感じました。
手間だけではないし、お金だって半端じゃない。
私が大学行っている学費だって今回払うのがやっとな現状。
経済力のない自分がとても無力に感じた。

あの写真一枚で凄く伝えたいことがいっぱいあったのに何一つ汲み取ってもらえない。

それが一番辛かった。


そりゃ、うちの両親以外知らない事だしね。
誰もそんな現実を知らないからね。
だから、こっそり日記に書いておこうと思って書いた。

てか、祖母にも言われたんだよね。本当イライラする。
手続きとかなんにも出来ないくせにね！

多分、今回の出来事…今まで生きてきた中で一番辛い出来事です。
まだ、過去じゃない。

食事が喉を通らなかったし、寝れなかったし…今も笑うのが精一杯。

何より、作品課題提出まで7日！ってとこが葬式で2日、精神的に参って1日丸つぶれ。
説明会もその週にあったのですが、当日欠席。本当その会社には申し訳ない事した。
モチベーションがガタ落ちして、今までに無くピンチでした。
けど、葬式の機会を利用して課題の下調べという名のインタビューというか話を聞き出すことはした。集まる親戚の年齢層に丁度聞き込み調査したかったから。

「ピンチはチャンスだ！」

って言葉を思い出して頑張ってみたけど、その成果がでるのは一週間以内。
もし、課題作品が通過したら、胸はっていえる言葉になるかもしれない。
落ちても残りの３日一生懸命やったから悔いはないよ！
通知がくるまで諦めたくはないけどね！
逆に極限に追い込まれた状況に陥ったことも良い経験だと前向きに考えたい。

そういえば、亡くなった要因は多分肺ガンです。
て、ことは私も確実にガンで死ぬ可能性がなくもないということかな。
親もだけど。
死なんて突然くるものだし、それまでは一日一日精一杯生きたい。
好きな事も楽しい事も思い立ったらやっとこう。
それと、感謝の気持ちは生きてるうちに感じたらすぐに伝えよう。
人生は後悔ばっかだけど、少しでも後悔しないように頑張りたい。

余談に入るけど、私は死んだら木になりたい。
墓についていろいろ知ったら考えが変わった。
私にとって代々同じ墓とかそういった事はどうでもいい。
それより、物質的にはもともと地球のものなんだし、骨壺なんて陶器に閉じ込められるよりも、自然に…特に山がいいな。
そういったところで自然にかえりたい。
墓標なんて要らないから変わりに木を植えてくれればそれでいい。
なんて思いました。

とりあえず、今は少し休んで就職活動を再開させなきゃ！
まだ立ち止まるとこじゃないしね！